■玄米茶の概念が覆る「玄米茶」■
玄米茶は、玄米の香りがきわだち、「あまりお茶の味がしない安いお茶」というあきらめにも近い話を聞きます。久次郎商店は、絶対に美味しい玄米茶を作りました。
一般に玄米茶には、茶葉と玄米の他に「玄米茶の花」と呼ばれる白く小さいポップコーンのようなものが混ざっているのが見えます。これは玄米を炒る時に圧力をかけ一気に破裂させたものですが、店頭で玄米茶をきれいに見せるための飾りに使われ、美味しさとは関係がありません。しかも、お茶を入れる時急須にこの花が入ると、お湯を入れた時に崩れて、湯飲みに出した時のにごりと雑味の原因になりますので、使用しませんでした。
玄米ですが、お菓子に例えるとおせんべいにはうるち米、あられやおかきにはもち米を使います。食べて分かる通り、もち米を使ったものは香ばしさが際立ちます。その香ばしさを求め、国産のもち米を使いました。